私は19歳の時に宅配寿司に出会いました。
父が「やるぞ!」と、始めたフランチャイズの宅配寿司。とても忙しく、気が付くと私は店長をしていました。すべき業務の多さと、販促の効率化、売り上げの継続的な上昇を達成しながら、運営するスキルはこの時に学んだと思います。取り組んできた結果、加盟店200店舗ある中、売上は6年間ずっとトップでした。
私が25歳の時に「宅配寿司大黒屋」を開業するチャンスがありました。私は、「自分達が作ったメニュー、料理を、ご注文いただけたお客様に提供できる。こんなチャレンジ今しかできない。」と思い、迷わずにチャンスに飛び込みました。そして、作ったメニュー、レシピを大黒屋全員がチームとなって取り組み、お客様の信頼を獲得していく。この素晴らしい構図にどっぷりはまりました。とても楽しく有意義でやりがいを感じたのです。
私はこういう体験を全員が出来るように、現場に近い経営を意識しており、経営が現場に寄り添うことにより、お客様だけでなく、働く社員と、両方からのリアルな声、リアルな反響、リアルな感情が伝わってきます。これを経営に活かすことが大切だと思います。
25年間、宅配寿司をやってきて分かったことを、隠すことなく、出し惜しみなく、店長、従業員、加盟店オーナーにぶつけ、その結果お客様には、大黒屋で最高のハレ食と、どんぶり侍で最高の常食を提供できると思っています。
今現在店舗運営されている方、新規から経営者を志す方、この先このコロナ禍で厳しい中、さらなる困難が待ち受けているかもしれません。しかし、自分の信念をもち、何度も、何度でも諦めず立ち向かってください。チャンスはすぐそこに、手を伸ばせば掴めるはずです。
皆で同じ景色をみて同じ目線で語れるように、たくさん話して、考えを共有し、成長していきましょう。
代表取締役社長 末川 秀光